く犬用〉l/dは、次のような病態の栄養管理に役立つ犬用の特別療法食です。
- 肝疾患
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- 肝細胞性疾患、門脈体循環シャント、慢性炎症性肝疾患、肝線維症、胆管疾患、グルココルチコイド誘発性肝障害などの肝疾患を持つ犬の食事管理に役立ちます。
- 高消化性で高品質の蛋白質は肝臓の負荷を軽減し、肝臓組織の再生を助けます。
- 高消化性の炭水化物はグルコース供給を助け蛋白質の異化を減らし、糖新生を抑えます。
- ナトリウムのレベルが低く、腹水/浮腫(体液貯留)に関係する臨床症状の管理に役立ちます。
- L一カルニチンが添加され、肝臓での脂質代謝の改善に役立ちます。
- 可溶性繊維が添加され、臨床症状の原因となる胆汁酸や毒素と結合します。
- 添加されたどタミンKと中等量の亜鉛は、肝疾患でよくみられる欠乏症の回避に役立ちます。
- 肝性脳症
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- 量的に制限された高消化性の蛋白質は分岐鎖アミノ酸(BCAA)と芳香族アミノ酸(AAA)を適切な比率で供給し、神経症状を悪化させる可能性のあるアンモニアや他の窒素性老廃物の産生を減少させます。
- 可溶性繊維を添加することで、腸内細菌による窒素固定を促し、同時に大腸通過時間を促進するため腸内でのアンモニアの産生と吸収を減らします。
- 銅貯蔵病
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- 食事性の銅が低く、銅貯蔵病の素因をもつ犬の肝臓への銅の蓄積回避に役立ちます。
- 妊娠・授乳期の母犬
- 以下の状態の場合:高脂血症、膵炎、膵炎の既往歴またはリスクのある犬
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