こんにちは。 松波動物病院 獣医師の鶴田です。私は同メディカルセンターの副院長として、診療を行っています。 これから、日に日に熱くなり、湿度も高くなってきます。当院のある名古屋などは特に湿度が高くて大変です。さて、そんなこれからの季節で、病院で多くご相談を受ける病気が外耳道炎です。 梅雨に入る前の今の時期、ワンちゃんネコちゃんの耳の中をチェックしてみてください。 焦げ茶色の汚れやニオイなどはありませんか?そんな症状が見られたら要注意です。すぐにかかりつけの先生にご相談されることをお勧めします。 これらの病気が起こる原因は、耳の中に存在する常在菌と言われるものが通常よりも増殖し、症状が出るといわれています。これからの季節に重ねて、たれ耳などの犬種で通気性が悪いと、更に起こりやすくなります。 症状が起こるとかゆみを伴い、掻きすぎると耳血腫など、二次的に重度の疾患を併発する場合があります。そのような事が起こらないように日頃のケアが非常に重要です。お耳の正しいケアの仕方を学び、適切な洗浄薬などを使用することにより、かなりの割合で疾患を予防することが可能になります。
【用意するもの】・耳専用洗浄液 ・コットン数枚
ピークが梅雨明けになる病気をしっていますか?それは、実は皮膚疾患です。 夏場は気温・湿度の上昇に伴い、皮膚や被毛が蒸れやすい環境です。汚れや皮脂がたまりやすくなったり細菌も繁殖しやすい環境となることで、犬では膿皮症(皮膚の細菌感染)の発症が特に増加します。また、アレルギー体質など皮膚の免疫機能が不安定な場合にも、気温・湿度の変化で皮膚のバリア機能が崩れやすく、膿皮症を併発するなど皮膚炎が悪化しやすい傾向があります。 じめじめな時期にこそ健康な皮膚・被毛ケアが効果的です。 また、雨が続くといつもの習慣であるお散歩や外遊びも出来ず、運動不足になってしまい、ストレスも溜まりがち。 散歩に行けない時にピッタリなストレス発散アイテムも一緒にご紹介致します。