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犬の副腎腫瘍②

ミニチュアダックスフンドの症例です(オス13歳去勢済み)。
当院が行っている春の健康診断の時期に肝臓酵素であるALPの上昇と他肝臓酵素の上昇(ALT)が認められ、超音波検査を実施したところ左側副腎の腫大が認められた(短径13mm)。右側も軽度の腫大(8mm)が認められたことから、まずはACTH刺激試験(クッシング症候群の診断に用いる検査)とCT検査を行った結果、副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは刺激前は正常範囲内であったが刺激後の数値のみがやや高い数字を示し(25μg/dl)、CT検査では左側副腎の腫大および横隔腹静脈内の造影剤の停滞が認められた。また他臓器およびリンパ節への転移は認められなかったことから、左側副腎腫瘍摘出手術を行った。
術後から1年以上経過しているが、健康状態は良好である(2016.06現在)。




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