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お年寄りのワンちゃんがかかりやすい病気について

ベッツアニマルクリニック瀬戸 AHT  長江 幸恵

今回は、シニア犬がかかりやすい病気についてお話したいと思います。

ここ最近は、獣医学の向上や、栄養改善などにより、15歳を超える犬も珍しくなくなりました。犬は、だいたい8~9歳になると、若い頃のように、走り回ったりしなくなり、動きが鈍くなり、少しずつやせていって、食餌の量も、運動する量も減っていきます。また、視力や聴力も低下していきます。

高齢犬にみられやすい病気として主に腫瘍、白内障、心臓病、糖尿病などがあります。

腫瘍は、皮膚などにしこりができ、内臓にできた場合は、嘔吐や、血尿など様々な症状があります。時々、体を触ってしこりの有無をチェックしましょう。

白内障とは、瞳孔の奥の水晶体が老化で濁る病気です。眼が白く濁ってみえ、同時に視力が低下します。進行を遅らせることはできますが、完治は難しい病気です。犬の眼がみえにくいことを考えて、行動するようにしましょう。

心臓病といっていろいろな病気がありますが、そのなかでも特にかかりやすいのが、僧帽弁閉鎖不全と心筋症です。血液の循環をよくしたり、むくみを取る薬で治療します。と同時に、塩分控えめの食餌を与えます。その際、獣医師と相談してそのワンちゃんに適したドッグフードを選んであげて下さい。

糖尿病とは、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足して、血糖値が高くなる病気です。症状としては、水を大量に飲んだり、しっかり食べてもやせてきます。十二分に運動させる規則正しい生活が最大の予防であり治療法です。肥満は大敵なので、気をつけましょう。

犬にも歳をとってくると、ぼけの症状が始まります。睡眠中に尿をもらしたり、外に出かけて帰れなくなったり、夜に起きて餌をほしがる、壁にぶつかるなど…。犬も家族の一員ですから、やさしく暖かい気持ちで愛犬に接してあげましょう。

愛犬のためにも、半年に一度は、動物病院に行って、検診を受けることをおすすめします。 一匹でも多くのワンちゃんが、少しでも長く健康に生活できるように、飼い主さんが気をつけてくれること、それが私たちの切なる願いです。

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