名古屋の動物病院 皮膚科

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皮膚科について

当院では、単純な皮膚の感染症から複雑に発生因子が絡み合うアトピー性皮膚炎など多岐にわたり皮膚病の診療を行っております。犬・猫の皮膚病の診断や治療を専門に研鑽を積んだ獣医師が診断機器を駆使し、また日本を代表する皮膚病の専門医とも連携をとって最新の医療情報を従来の知識と技術を取り入れながら皮膚病の診療を行っております。また治療だけでなく、トリミングなどを活用した予防医療なども積極的に行っています。
難治性の皮膚病や薬を減らしたい方はぜひ当院にご相談ください。

皮膚の代表的な疾患

  • ①感染症
  • ②アレルギー
  • ③耳の疾患

*以下に代表疾患を挙げています。ご参照下さい。


①感染症

皮膚は様々な外からの刺激に対して、免疫を介し、常に敏感に対応しています。そして、その防御機能を上回る刺激に対しては、様々な反応を示します。例えば、皮膚が赤くなったり、できものが出来たり、ベトベトしたりといったものです。また痒みや悪臭、脱毛、フケなどを伴うことがあります。このような反応をもたらす主な刺激として、細菌、真菌、寄生虫などの感染があります。

・細菌の感染(細菌性膿皮症)
健康な動物の皮膚は常在菌に対して一定のバリア機能があり、細菌の異常な増殖を抑えています。しかし、そのバリア機能が何らかの理由で低下してしまうと、皮膚での細菌の異常増殖が起き、化膿性病変を形成します。また犬では、その他の動物に比べて、皮膚疾患の中に占める膿皮症の比率が高いことが知られています。

また診断や治療では、病変部の細菌の細胞診、細胞培養、感受性試験を行うことによって、起因菌の特定をし、より適切な抗生剤治療を行っています。それにより、効果のない抗生剤の使用を避け、耐性菌出現のリスクを下げること、また難治性の膿皮症などの治療を行う事が可能です。

当院では膿皮症の治療・予防の目的で使用される薬浴療法においても最新式のクワトロシステム(オゾンシャワー、マイクロナノバブル温浴、炭酸泉スパ)を採用しており、皮膚に優しいきめ細やかな治療が行えます。

• 真菌の感染
真菌の感染で起こる代表的な疾患といえば皮膚糸状菌症です。白色、透明な糸状のカビが皮膚や皮膚付属器の角化した組織に侵入・生息することによって引き起こされる皮膚疾患です。また皮膚糸状菌症は人獣共通感染症であり、感染動物や感染動物が濃厚接触するケージやキャリーなどからも人に感染します。

また診断や治療では、皮膚糸状菌症の治療は、少なくとも数週間から数ヶ月の治療期間が必要なため、的確な診断が必要とされます。当院では病変部の直接鏡検、ウッド灯検査、培養検査を行う事により的確な診断を行う事が可能です。

糸状菌症の治療・予防の目的で使用される、薬浴療法において、最新式のクワトロシステム(オゾンシャワー、マイクロナノバブル温浴、炭酸泉スパ、)を採用しており、皮膚に優しくきめ細やかな治療を行っています。




・寄生虫の感染症
皮膚の寄生虫感染といえばニキビダ二症です。ニキビダニの感染により生じる皮膚病である。犬に多く猫ではまれであり、宿主特異性が強く、他の動物に寄生することはあまりありません。犬では本来ニキビダニは生後72時間以内に母犬から子犬に伝搬される常在寄生虫であり、ニキビダニ症の発症は何らかの免疫失調が関係すると考えられています。ニキビダニ症は発生時期により若年性と成犬発症性にわかれ、成犬発症では免疫機能に異常をきたす基礎疾患や皮膚機能の低下を起こす疾患が背景として認められます。

また診断や治療では、ニキビダニ症は臨床症状の合致と皮膚掻破試験、毛試験、皮膚政権によるニキビダニの検出検出によって診断します。治療はニキビダニの駆除、薬用シャンプーによる二次的な細菌の感染の治療、背景疾患の治療を行います。若年性のニキビダニ症は適切な治療により成長とともに軽快することが多いが、成犬発症では維持療法を必要とする場合があります。



②アレルギー性皮膚炎

犬や猫の皮膚には、外から侵入する異物を排除する免疫機能が備わっています。本来は病気の原因となる細菌・ウィルスなどを排除するために機能しますが、何かの拍子で花粉、ハウスダスト、食品などの危険性の低いものに過敏に反応してしまい、自分の皮膚細胞を排除しようと攻撃している状態で、アトピー性皮膚炎、食事性アレルギー、ノミアレルギー性皮膚炎などがあります。

・犬のアトピー性皮膚炎(CAD)
環境中のアレルゲン抗原に対するIgE抗体の過敏反応によって引き起こされる、かゆみを伴う遺伝的な皮膚疾患です。CADは1歳〜3歳に最初の症状が出るといわれています。また人のアトピー性皮膚炎と違い、年齢とともに重症化していきます。

また診断や治療では、シグナルメント、臨床症状が犬のアトピー性皮膚炎と合致し、また感染症やほかの皮膚疾患の除外をし、除去食試験を行ったうえで痒みと皮膚症状が残る場合、犬のアトピー性皮膚炎と診断できます。また診断の補助として当院ではアレルギー検査を行っています。

CADは基本的に完治する疾患ではなく、生涯皮膚病と付き合っていく必要があり、 副腎皮質ホルモン製剤、免疫抑制剤、抗ヒスタミン剤、抗生剤などの投薬が必要です。当院では減感作療法、脂肪酸製剤、MMD療法などのシャンプー療法などを行い薬の投薬量を減らす治療法を積極的に行っています。

・食物アレルギー
食物抗原に対する免疫学的な副反応として、さまざまな皮膚症状、消火器症状を呈する疾患です。原因となる食物抗原は、牛肉、鶏肉、卵、大豆、乳製品、トウモロコシ、小麦など多岐にわたります。

また診断や治療では、食物アレルギーの症状としては非感染性の掻痒感であり、痒みの程度や発生場所も多岐にわたります。またほかのアレルギー性皮膚炎と併発することも多く、診断には多くの鑑別診断やアレルゲン性の低い除去食を1カ月~2カ月与える除去食試験などが必要です。治療としては、原因となる食品抗原を避けること、およびかゆみを和らげる内科治療を行います。

③耳の疾患

・外耳道炎
外耳道炎は動物病院で最も遭遇する疾患です。一見単純な感染性疾患と、とらえがちであるがその発生は複雑であり、しっかりとした治療計画を立てる必要があります。発生に関与する因子としては①好発因子②原発因子③慢性化因子の3種類があります。

  1. 好発因子は、垂れた耳や耳道内の被毛など耳道内の湿度を上昇させるものである。
  2. 原発因子は細菌感染、寄生虫、異物、腫瘍などである。
  3. 慢性化因子は外耳道炎が長期化することによっておこる病理学的変化のことである。これにより耳道内はさらに狭くなり感染や炎症の持続を引き起こす。

また治療や診断では、耳をかゆがる、耳が臭い、耳垢が増えたなどの臨床症状で外耳道炎の診断は可能であるが、しっかりとした治療を行うためには、耳垢細胞検査による寄生虫、細菌、真菌の検査、耳鏡をしようした耳道内の観察などが必要です。また難治性の場合、細菌培養・感受性試験、耳道内の内視鏡検査、アレルギー検査などが必要であることもあります。さらに中耳炎、内耳炎を併発している場合はレントゲン検査、CT検査を行う必要があります。治療については、その原因となる因子に対する治療を行うことになります。