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犬の体温調節とサマーカット

皆様こんにちは!
今回は「犬の体温調節とサマーカット」についてお話します。

5月に入り、まだ梅雨前なのに急に暑い日が続いていますね。
我が家では日が当たりやすい部屋に犬がいるので、暑い時間帯はエアコンが稼働し始めています。
わんちゃんたちのカットの内容も短めのオーダーが多くなってきました!
さて、人間でもこんなに暑いのだからわんちゃんはもっと暑いのです。それは何故か?

人間と犬の体温調節の特徴を簡単に上げてみます。

  • 人間は全身の汗腺(汗をかくところ)から汗をかいて水分を気化させて体温を下げる。
  • 犬は汗腺が殆ど無いので、パンティングと呼ばれる激しい呼吸(あえぎ呼吸)によって下から軌道にかけての部分を濡らし、その水分を蒸発させることで体温を下げる。

人間は全身を使って体温を下げることが出来ますが、犬は呼吸器系の表面に限定される為熱がこもりやすいのです。
しかも、パンティングには筋肉の収縮が必要であり、筋肉の収縮運動には体温の上昇が伴うので折角体を冷やしてもすぐに温まってしまうそうです。
更に一部を除いてわんちゃんはダウンジャケットのように体温を逃さない被毛で体を覆われています。

いかかですか?犬が寒さには強く暑さにはものすごく弱いことが少しでもわかって頂けましたか?

ちなみに、「ダウンジャケットのように体温を逃さない被毛」ですが、サマーカットなど短めのカットにすることで、暑い外気温を皮膚に伝えないようにする「断熱材」として活躍してくれるそうです。

いつもふわふわ長めのカットをされている子も、暑くなる時期に向けて短めのカットをしてはいかがでしょうか?

カットの内容などは、お気軽に当院のトリマーにご相談下さい♪


松波動物病院メディカルセンター
日岡春奈